秋田駒ヶ岳 ムーミン谷
GPSによるコース記録と山行レポート
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秋田駒ヶ岳:ムーミン谷/周回コース

時期2012年7月18日
所要時間 5時間34分 = 4時間31分(歩行)+ 1時間03分(休憩)
行程 【八合目駐車場 5:31】-【7:00 男女岳 7:15】-【7:46 男岳のコル 7:48】-
-【8:28 ムーミン谷 駒池 8:28】-【9:08 大焼砂 9:09】-【9:52 横岳 10:06】-
-【10:18 焼森 10:20】-【11:05 八合目駐車場】
【経由地】以外の各区間で休憩 0-16分
登山口 アルパこまくさ:駐車100台/トイレあり
八合目駐車場:駐車30台(夏期通行規制)/避難小屋・トイレあり
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コースマップ

八合目 - 男女岳新道コース

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去年、男岳の稜線から霧のなかに見えた馬場ノ小路。「ムーミン谷」とも呼ばれ、「秋田駒ヶ岳高山植物帯」として国指定の天然記念物。今年もまた花の季節がめぐる。


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八合目小屋から
5:31=標高1305m
青空に男女岳:八合目小屋から

車両通行規制の時間帯を避け、マイカーで八合目駐車場まで乗りつける。梅雨明け宣言はまだ出ていないが、四度目の秋田駒は絶好のお天気になりそうだ。登山届けを出して5時31分には出発する。

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駐車場を見下ろす
5:42=標高1360m
八合目駐車場を見下ろす:背景は湯森山

新道コースは八合目から男女岳(女目岳 おなめだけ)の山腹を半周しながら登る人気のコースだ。通行規制前に到着したマイカーは10台を超える。 中には八合目小屋に泊まるハイカーもいる。

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田沢湖
6:18=標高1465m
楕円形の田沢湖が・・・片倉展望台から15分

標高1450mあたりになると片倉展望台に着き、西側も見晴しできるようになる。片倉展望台で田沢湖の半分ほどは見えるが、もう少し進むと楕円形の湖面が現われる。

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弥陀池小屋
6:33=標高1540m
阿弥陀池へ:奥に阿弥陀池小屋
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ゆるい階段の先に男岳が見え、やがて木道に変わり、男岳から馬の背・横岳への稜線が連なる。そして阿弥陀池の水面が光る。ここまで歩いて気づいたのは、ニッコウキスゲなど花が少ないこと。

去年も同じ7月18日だったが、阿弥陀池の周辺はキスゲで黄色に染まっていた。今年は開花のタイミングに外れたのかな。

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ウラジロヨウラク
チングルマ
ヨツバシオガマ
ミヤマキンバイ
ミヤマキンポウゲ
エゾツツジ
ウラジロヨウラク
チングルマ
ヨツバシオガマ
ミヤマキンバイ
ミヤマキンポウゲ
エゾツツジ
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広角ショット
6:39=標高1530m
男岳・男女岳・阿弥陀池:阿弥陀池小屋から
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木道を進んで阿弥陀池の東端に着けば、岸辺には阿弥陀池小屋がある。男女岳との高低差は100m、20分も登れば山頂である。

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女岳と男岳
7:00=標高1637m
女岳と男岳:男女岳 山頂から

山頂には午前7時00分に到着。眺望は四方に広がる。朝日に映えて女岳や男岳が間近に迫り、阿弥陀池も足もとに広がる。全体がちょっと大きめの箱庭のように感じる。

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阿弥陀池2
7:00=標高1637m
横岳・馬の背と阿弥陀池
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乳頭山
岩手山
東には岩手山
乳頭山(烏帽子岳)
* 写真の標高は GPSと地形図による推定

東側は逆光の中に岩手山が、そして手前には乳頭山が浮かび上がる。その名のとおり乳首イメージをしたピークが特徴的だ。

男女岳 - ムーミン谷 馬場ノ小路コース

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阿弥陀池小屋
7:27=標高1530m
阿弥陀池小屋

眺望を楽しんで男女岳を降りると、いい具合に阿弥陀池小屋でトイレタイム。たしか去年もここでお世話になった。

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キスゲ
7:41=標高1535m
男岳のニッコウキスゲ:やや少なめ
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池の南岸に付いた木道を進む。往路では北岸だったので、これで池を一周する。池の西端は平らなスペースがあり、あたりはお花畑になっている。少なめのニッコウキスゲが群生する。

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男女岳・阿弥陀池
7:46=標高1555m
男女岳・阿弥陀池:男岳のコルから
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ムーミン谷はこの男岳・横岳の尾根を越えねばならない。高低差は20m程度の峠越えだ。高度を上げてコルに着けば、正面に対峙するように男女岳が座っている。 歩いてきた阿弥陀池と木道がよく見える。

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ムーミン谷
7:51=標高1545m
ムーミン谷が見えてくる
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今回は男岳をパスして、ムーミン谷へ向かう。馬場ノ小路コースの序盤は急峻な下りで、サンダルでも歩けそうな新道コースとは対照的だ。落石に注意しながら急降下の高低差は150mほど続く。

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コルを見上げる
8:14=標高1395m
コルを見上げる
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緩やかになったので、ふり返ってコルを見上げると斜面が迫ってくる。写真では表現できないけれど。

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駒池
8:28=標高1345m
駒池:最初の池
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なだらかになり、やがて木道が伸びる。いよいよムーミン谷の核心部。さぞかし百花繚乱と思いきや、意外に花は少ない。ハクサンチドリがポツリとお出迎え。シラネアオイがいくつか。

チングルマは群生しているけれど空中浮揚の穂先ばかり。わずかに咲き残った感じでポツポツ。残雪とともに花も消え去りぬ・・・。

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チドリ
シラネアオイ
イワカガミ
チングルマ
ウサギギク
ハンショウヅル
ハクサンチドリ
シラネアオイ
イワカガミ
チングルマ
ウサギギク
コミヤマハンショウヅル
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かたがり泉水
8:38=標高1365m
かたがり泉水:二番目の池
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駒池をあとにして二番目の池、かたがり泉水に着く。あたりの木道沿いにチングルマの群落にやっと出会える。良かった。

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群生地
8:38=標高1365m
かたがり泉水:二番目の池
* 写真の標高は GPSと地形図による推定
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最後の池は無名かもしれない。写真を撮り忘れた。この先がチングルマの大きな群落だ。ここで腰を降ろし、花に囲まれて山食タイムとする。

ムーミン谷 - 横岳 - 八合目コマクサコース・シャクナゲコース

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トラバース
9:01=標高1355m
大焼砂へ:砂礫帯をトラバース

チングルマ群生地を通過すると、グリーンゾーンから一転して砂礫帯となる。そこをトラバースすると大焼砂。炎天下の暑さを予想したけれど、冷たい北東気流のお陰で涼しい。

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横岳へ
9:18=標高1405m
9:18=標高1405m
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大焼砂の登りは、コマクサコースと名付けられる。国見温泉から登るハイカーも多いらしい。良さそうだが、高低差が800mもあるので、私たちの基準ではボツ。

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横岳
10:05=標高1583m
横岳

大焼砂の出合から高低差200mあまり。コマクサコースの名のとおり、コマクサを期待したけれど最盛期は10日くらい前らしい。横岳の山頂には数グループが休憩中。私たちも小休止とする。

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シモツケ
シャクナゲ
コマクサ
イワブクロ
マルバシモツケ
シャクナゲ
コマクサ
イワブクロ

横岳からはシャクナゲコースと名を変える。去年は、シャクナゲがトンネル状に咲く下山路だったが、今日はどうかな。

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焼森
10:13=標高1551m
丸い焼森・遠くに乳頭山や笊森
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横岳を緩やかに下って、少し登り返すと丸い山頂部の焼森だ。地形図に記載はないが標識には標高1551mとなっている。

焼森の山頂部にもコマクサが間をおいて咲いている。期待に反してハズレ年なのか、それとも最盛期を過ぎたのか。秋田駒のコマクサは他よりも小ぶりな固有種で、それがひとつの特徴のようだ。

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横岳男岳男女岳
10:18=標高1551m
横岳・男岳・男女岳:焼森から
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でも、お天気には恵まれた一日だ。下山路はこれから登る数組のハイカーに行き会う。早立ちしたことで八合目到着には午前11時05分と、特別に早く登山靴を脱ぐ。