月山 みちのく残雪トレッキング6
GPSによるコース記録と山行レポート
LR
概要登りはペアリフトを利用、下りは全行程残雪の夏道
山行時期2018年6月2日
天候快晴/13℃(11時10分=標高1984m)
所要時間 6時間38分 = 4時間36分(歩行)+ 2時間02分(休憩)
登り = 1時間59分(歩行)+ 0時間21分(休憩)+ 29分(山頂休憩)
下り = 2時間37分(歩行)+ 1時間12分(休憩)
行程 【ペアリフト上駅 8:42】-【9:07 姥ヶ岳 9:10】-【9:25 金姥 9:27】-
-【9:59 牛首 9:59】-【11:02 山頂 11:31】-【12:42 牛首 12:50】-【13:11 リフト分岐 13:11】-
-【14:31 雄宝清水 14:33】-【15:12 姥沢小屋 15:12】-【15:20 月山リゾートイン】
【経由地】以外の各区間で休憩 0-32分
登山口姥沢駐車場:駐車300台/トイレあり
コースマップ
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ペアリフトに乗って 姥ヶ岳 - 月山

LL L C R RR

残雪が豊富なこの時季に月山を歩きたくて昨年から待っていた。そして好天と登山口に間近い宿に恵まれる。


宿
7:57=標高1160m前夜泊の月山リゾートインを出発するところ・・・

宿の月山リゾートインに着くと、道路はここで行き止り。雪の多さを情報として知ってはいるけれど、6月なのにすごい残雪。

ペアリフトの運行開始8時に合わせて、多くのスキー客が押し寄せている。私たちも8時には宿を出る。

ペアリフト下駅
8:07=標高1220m月山ペアリフト下駅に向かう

雪道を歩くこと10分でペアリフト下駅に着く。構内はチケットを買い求める客で長蛇の列。15分を費やしチケットを入手して、リフトに乗車する。

8:24=標高1270mリフト乗車中
乗車中
姥ヶ岳
8:32=標高1490m姥ヶ岳方面:リフトから

乗車の順番がきた。ザックを背負ったままの二人乗りをやめ、ザックを降ろして一人ずつ乗るよう誘導される。ペアリフトなのでスキーヤーは二人乗り。

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なだらかな丸い姥ヶ岳が迫ってくる。中腹にスキーヤーが数十人。

リフト上駅
8:44=標高1512mリフト上駅をふり返る

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ペアリフト上駅で降車。隣接するトイレ棟に立ち寄って8時42分スタート。背景に朝日連峰がくっきり見える。きょうも快晴だ。

姥ヶ岳へ
9:01=標高1620m姥ヶ岳山頂へ

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目の前の姥ヶ岳に向かう。

ここの登山シーズンは6月中旬から。いまはスキーがメジャーな訪問者。スキー用としてか、登りだけのリフト乗車になっている。

山頂に近づく
9:05=標高1660m山頂に近づくと木道が

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姥ヶ岳山頂に近づくと雪が消えて木道が現れる。平らな山頂部の木道をぐるりと回る。

月山を望む
9:09=標高1670m姥ヶ岳から月山を望む

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姥ヶ岳から月山1984mを望む。月山の南西斜面はベッタリ残雪で覆われる。稜線沿いの雪上コースで行けそうだ。

稜線の夏道
9:20=標高1650m稜線の夏道

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姥ヶ岳の隣り1688mピークを越える。遠くまでコースが見えて参考になる。稜線上の夏道は牛首あたりまで続く。

鞍部の金姥付近で数種の花が咲いている。稜線上なのでお花畑のように広くはないが、思いがけないお花の歓迎を受ける。

チングルマ イワカガミ 9:21=標高1650m/チングルマ 9:21=標高1650m/まだ蕾みながら、イワカガミ
ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ 9:22=標高1650m/ハクサンイチゲ 9:25=標高1625m/ミヤマキンバイ
ミネザクラ シラネアオイ 9:27=標高1620m/ミネザクラ 9:29=標高1620m/シラネアオイ
雪上歩行
9:54=標高1692m雪渓に入る

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稜線に雪渓が接近する。岩ゴロの登山道より雪上が良さそう。雪上を行ってみようか。

10:02=標高1733m夏道を登る
夏道
また雪渓
10:14=標高1748mまた雪渓

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夏道に合流する。

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この斜度ならキックステップで行けるので雪上がいい。雪渓の最高点まで登りつめ、岩ゴロの登山道に変わるまで行こう。

月山神社
10:58=標高1790m要塞のような社

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やがて平らになった山頂部は、開花に時季尚早で枯草が敷きつめる。石垣の上にある建物は要塞のような雰囲気。宮司さんは季節休職かな。18年ぶりの再訪になる。

月山神社 11:02=標高1984m戸締りされた月山神社

山頂の月山神社に11時02分到着。リフト上駅からの歩行時間は1時間59分。休憩込みで2時間20分。

宿で買ったお握りの昼食をとる。30分ほどの休憩後、11時31分山頂を離れる。

* 標高は GPS測位と地理院地図による推定

姥沢 へ

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月山の南西斜面
13:22=標高1455m月山の南西斜面をふり返る

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分岐点の牛首までは往路を引き返す。牛首以降は夏道をなぞり、広大な雪渓を下降する。

30分ほど雪渓を下って立ち止まり、ひと息いれる。地形図では破線で描かれる夏道上の標高1455m付近にいる。ふり返れば月山の南西斜面が広がる。

ピンポイント

13:22=標高1455m姥ヶ岳を見上げる
姥ヶ岳
下山路
13:22=標高1455m下山路を見下ろす

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周囲を見渡してみる。進行右側に姥ヶ岳があり、スキーヤーの姿はあまりに遠い。往路や山頂付近で見かけた30名ほどの山屋さんはどこへ消えたのか。

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見渡すかぎり先行者も後続者いない。標識も踏み跡もない。GPSの誘導で夏道を辿る。前方、ヤブの切れ目をめざして下降する。

ヤブの間隙
13:35=標高1387mヤブの切れ目に到達

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そのヤブの切れ目に着く。ここを抜けたあとも急斜面の横断に1時間も費やす。ツボ足のキックステップ続行が難しくなり、途中でアイゼンを再装着する。

雄宝清水 14:33=標高1265m雄宝清水 付近

足腰が疲労するころ、標高1265m付近の雄宝清水に到達。そこは融雪水の流れる沢にスノーブリッジが架かる光景だ。崩落の恐れから高巻きを強いられ、ここも時間を費やす。

高巻きに気をとられてデジカメを構えることも忘れている。

木道発見 15:07=標高1215m木道発見

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さらに姥沢小屋に100メートルと接近しながら彷徨うこと20分。木道が残雪で隠れたり、押し倒されたヤブで木道が見えない。その彷徨う挙動がGPSログに残っている。

ピンポイント

宿に帰還は15時20分。山頂から宿までの休憩込み所要時間は3時間49分。

* 標高は GPS測位と地理院地図による推定

【後日談】
同じ日に月山に登ったという登山者に蔵王で遭遇する。そのグループが私たちの踏み跡を発見し、トレースして下山したという。ふつうスキー場内を経由するらしい。