上州武尊山
GPSによるコース記録と山行レポート
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上州武尊山:武尊牧場からリフトを利用して

時期2012年6月27日
所要時間 登り 3時間41分 = 3時間14分(歩行)+ 27分(休憩)
山頂休憩 = 20分
下り 3時間10分 = 2時間48分(〃)+ 22分(〃)
行程 【リフト山頂駅 8:47】-【10:03 避難小屋 10:08】-【10:45 セビオス岳 10:45】-
-【12:28 武尊山 12:48】-【14:07 セビオス岳 14:17】-【14:47 避難小屋 14:55】-
-【15:58 リフト山頂駅】 【経由地】以外の各区間で休憩 0-12分
登山口武尊牧場スキー場:駐車無料/トイレあり
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コースマップ

上州武尊山 へ

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梅雨どきは晴れ間のチャンスに恵まれない。それなりの天候を期待して、前日に山行を決めていざ出発・・・


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リフト乗場
8:12=標高1100m
リフト乗場:夏山リフト駐車場から

十数年ぶり二度目の武尊山は、私の体力からすれば最短のコースを選ぶしかない。武尊牧場の夏山リフトが6月中旬から動いている。高低差350mを稼いでくれるのはありがたい。

駐車場に着くと職員が近寄ってきて、夏山リフトの駐車場は一段上にもあると教えてくれる。そこへ移動すると三合平でお花見をするグループが出発の準備中だ。

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前武尊など
8:37=標高1365m
前武尊・剣ヶ峰・家ノ串山:リフト上から

売店で往復1,000円のリフト券を買い求める。この時季は三合平でツツジの花見客などが多く、リフトはかなり低速で動く。のんびり景色を眺めるにはいいが・・・。

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前武尊
8:53=標高1475m
三合平の遊歩道を行く:ツツジが咲く

リフトを乗り継いで標高は1445m。最高点の沖武尊まで、標高差は700mを超える。私たちにとってはちょっとハード。8時47分の出発で三合平の遊歩道を行く。シラカバ林の中でツツジが満開だ。

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登山ポスト
8:59=標高1505m
登山カードのポスト

舗装歩道が終わると、登山カードのポストが置かれる。用紙がないので、用意した自前のカードに書き込んで挿しこむ。この先は朽ちかけた二本の木道が続く。

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花咲湿原分岐
9:37=標高1635m
花咲湿原分岐

木漏れ日のゆるい尾根道は、まだ新緑といえるほど明るい。途中の標識によると、三合平から武尊山までは7kmだという。2km地点が花咲湿原分岐になり、標識とともに「熊出没」の注意板が立つ。

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シラカバ
オオシラビソ
9:48=標高1695m
9:57=標高1735m
シラカバ
オオシラビソの森

ブナやシラカバの森は、標高1700mあたりからダケカンバが混じり、やがてオオシラビソの森に変わる。森が標高の高さを教えてくれる。

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避難小屋
10:03=標高1758m
武尊避難小屋

オオシラビソの森に変わってほどなく、赤い三角屋根の武尊避難小屋が現われる。

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サンカヨウ
サンカヨウ

小屋前の草むらに目を落とすと白いサンカヨウが咲き、しばし癒しタイム。

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冬
5年前の冬・・

そう5年前、行動食をザックに入れ忘れて、泣く泣く以降の予定を諦めたのは、この避難小屋だった。

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至仏・燧
10:43=標高1860m
至仏山・燧ヶ岳など

避難小屋を過ぎてもまだ勾配はゆるく、見晴しのない登りが続く。標高1830m付近で武尊山の山頂が見え隠れし、セビオス岳の手前になると至仏山・燧ヶ岳から日光白根山までのパノラマが広がる。

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中ノ岳
10:49=標高1870m
中ノ岳:セビオス岳から

セビオス岳の山頂に朽ち果てたベンチ?のような物はあるが、標識は見つからない。見晴しもなく、何となくセビオス岳の最高点を越える。下り坂になって中ノ岳と登山道が見えてくる。

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シラネアオイ
11:33=標高1990m
シラネアオイ

岩場の手前、稜線の南側に薄紫色と白いシラネアオイを見つけた。でも、崖みたいな急斜面で接近禁止のロープが張ってあるし、そっと遠目に見るだけにしよう。

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岩場
11:36=標高2010m
岩場の取り付き

岩場の基部にたどり着くと、先行の山ガールさんたちが取り付きに四苦八苦している。

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鎖
11:36=標高2010m
岩場の中段

鎖とロープが設置されている。そんな岩場が三階層あるが、どれもとくに難しくはない。

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残雪
11:52=標高2085m
残雪

岩場を越えてゆるい勾配になり、残雪が現れる。こんな雪が岩場にへばり付いていたら、撤退の憂き目に遭うだろう。残雪の斜面を登るのに、さっきの先行者が立ち止まって躊躇している。先頭を代わって、しっかりキックステップしながら進む。

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中ノ岳南の分岐
12:00=標高2110m
中ノ岳南の分岐

中ノ岳−剣ヶ峰に連なる稜線に出る。そこには「中ノ岳南の分岐」など三本の標識が立つ。あたりはすっかりガスって沖武尊が見えなくなる。お天気に見放されてしまったか。

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菩薩界の水
12:02=標高2105m
菩薩界の水

50-60mほど進むと小さな水場「菩薩界の水」がある。水量は少なく、塩化ビニール管からポタポタ水滴が落ちる程度。それでも本当に窮したときには役に立つかも。

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三ツ池
12:11=標高2100m
残雪の三ツ池

すっかり残雪で覆われた三ツ池を縦断する。雪面に丸く開いた穴があり、中は空洞になっている。近寄らないよう避けて進む。

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三ツ池2
12:17=標高2120m
三ツ池を俯瞰/中ノ岳・家ノ串山・剣ヶ峰

三ツ池を離れ、少し高度を稼いでふり返ると、細長い残雪の三ツ池と中ノ岳・家ノ串山・剣ヶ峰が・・・ガスが薄くなってきた。

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ヤマトタケル像
12:21=標高2135m
ヤマトタケル像

頭上には緑青をふいた、厳しい表情をしたヤマトタケル像が立つ。ここまで来れば山頂はすぐそこだ。

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沖武尊
12:28=標高2158m
上州武尊山

12時28分、沖武尊とも呼ばれる武尊山の主峰に到着。リフト終点から標高差710m、休憩を入れて3時間41分。山頂には日本百名山らしく、立派な山頂標識や山座同定の方位盤などが設置される。

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剣ヶ峰など
中ノ岳・家ノ串山・剣ヶ峰:南東側
拡大

梅雨どきとあって、遠くまでの眺望は期待できない。それでも南東側には、中ノ岳−家ノ串山−剣ヶ峰が望める。

南西側は剣ヶ峰山や獅子ヶ鼻山などの厳しい稜線が連なる。遠くの谷川連峰がかすかに目視できる。それに玉原ダム湖や鹿俣山も。

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獅子ヶ鼻山など
剣ヶ峰山・獅子ヶ鼻山:南西側
拡大
* 写真の標高は GPSと地形図による推定

20分の短い山頂休憩を過ごす。リフト運行時間が8時30分〜16時30分のため、乗り遅れるわけにはいかない。

下山時には雪解け水が流れ出して、靴やスパッツは泥だらけ。 3時間10分を費やして、15時58分リフト乗場に到着。