岩船山2
GPSによるコース記録と山行レポート
LR
概要震災の傷跡を訪ねて、岩船山とその山麓をめぐる
山行時期2014年12月7日/晴/0℃(8時40分=岩舟総合運動公園)
所要時間 3時間16分 = 2時間52分(歩行)+ 24分(休憩)
行程 【岩舟総合運動公園 8:52】-【9:09 八幡宮 9:16】-【9:41 岩舟駅 9:43】-
【9:47 岩舟石の資料館 9:47】-【10:08 崩落の展望所 10:08】-
【10:35 展望所 10:50】-【10:57 三角点付近 10:57】-【12:08 岩舟総合運動公園】
登山口岩舟総合運動公園:駐車400台/トイレあり
コースマップ

表参道 - 山頂部 - 裏参道

LL L C R RR

あの震災で岩船山の一部が崩落した。それは遠くから見ても分かる。あれから時は過ぎたけれど、崩れた様子を近寄って確かめたくなった。


駐車場
8:52=標高40m駐車場を出発

岩舟総合運動公園を8時52分出発。岩船山の山裾を反時計まわりで南へ向かう。シャツのまま歩きだしたら、風が吹いてとても寒い。すぐにアウターを羽織る。

畦道をいく
8:59=標高32m畦道をいく:正面に三毳山

園内の通路を過ぎ、その延長線上にある畦道を行く。正面には三毳山が座る。

県道282号T字路から100mほどでジャリ道に入る。すると路傍にひっそり無数の石仏が並んでいる。

ジャリ林道 石仏 9:05=標高30m ジャリ道の路傍に石仏群

風化が進んで何とか読めるのは「馬頭尊」、ほかに「・・星額光飛勝善神」などがある。馬頭観音をお祀りした石仏群らしい。

八満宮
9:09=標高35m八満宮に参拝

山裾を南側に回ると、今度は八満宮がある。石鳥居をくぐり石段を登りつめるが、お社は戸締まり厳重な感じ。折角なので参拝する。

9:18=標高28m西側から岩船山のシルエット 西側から岩船山
V字崩落
9:23=標高35mV字崩落に近づいて:ズームイン

この石鳥居から岩船山のV字崩落に真っすぐ行ける道はないようだ。行き会ったウオーキング中の方に話をうかがうと、立ち入り規制されているという。

少しでも近づこうと、田圃の畦道を行けるところまで進む。V字崩落まで直線距離およそ500mほどでストップ。これより進むと手前の樹木にさえぎられる。

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稜線をよく見ると、崩落北側は柵が続いている。崩れた稜線に宙ぶらりんの柵も・・・

ピンポイント

撮影ポイント

表参道入口
9:36=標高35m表参道入口

ここから岩舟駅に行くのだが、その過程で私有地を通過する。進入するときは気づかず、出るときゲートがあるのでそれと分かる。

岩舟駅前の家並は以前と違うイメージだ。ひと昔前の記憶なので当然だが・・ここ表参道の入口は変わらない。

JR岩舟駅
9:40=標高35mJR岩舟駅

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駅舎は以前と同じ佇まい。きょうは表参道から登らずに寄り道してみよう。

岩舟石の資料館
9:47=標高35m岩舟石の資料館

「岩舟石の資料館」を見学したいが、ひと気がないのであっさり諦める。後から聞いた話では、不在であっても入館できるらしい。

資料館の角から左折して細い車道を登る。標柱に「遊歩道入口・駐車場」とある。以前の記録では「兜山公園」の駐車場だった。

駐車場 わき道 9:49=標高42m わき道に入る 遊歩道入口の駐車場

ここでまた、別の地元ウオーカーに遭遇。V字崩落のことを話したら、散歩のついでに見える場所に案内すると言う。後に付いて、駐車場に隣接する細い道に入る。

ロケ地
10:03=標高55mロケ地

山裾をトラバースするように古くからある道で、地理院地図には載っている。表参道に交差してから右に左に曲がりくねる。視界が開いて迫力の岩山がそびえる。映画やテレビの撮影ロケ地だという。どこかに「岩船山クリフステージ」の案内板があったっけ。

ピンポイント

撮影ポイント

10:08=標高55m岩船山西壁
岩船山西壁
割れた山体
10:09=標高55m割れた山体:ズームイン

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さらに進み、岩船山の西壁が見えるようになる。ここもクリフステージかな。

そしてV字崩落を確認。田圃の畦道よりすこし近いだけだが、視点は高くなって全貌が見渡せる。

ピンポイント

撮影ポイント

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尾根の両側から採石され、尾根そのものが痩せている。これだけ痩せ細ったからこそ、あの震災で山体が割れたのだろう。

岩壁
10:16=標高75mそそり立つ岩壁

寄り道で見えてくる垂直にそそり立つ岩壁。落石の痕跡があり、岩壁と距離をとる。

ロケ現場
10:25=標高110m何かのロケ跡

もうひとつ寄り道。これもロケ跡だと言う。オーバーハングする岩壁にお堂のようなくぼみが刻んである。落石跡ありの接近禁止。

ピンポイント

撮影ポイント

引き返して表参道に出合う。600段の石段を半分ほど登ったことになる。参道沿いに高勝寺の本尊とされる「生身地蔵」が祀られる。

生身地蔵 闇を除く 10:28=標高95m 生身地蔵

ウオーカーさんとはここでお別れをする。おかげ様で想定外のスポットを体験でき、親切な地元ウオーカーさんに感謝。

石段
10:33=標高130m石段の向こうに三重塔が見えかくれ

三重塔が見えかくれすると、石段は右に折れて終わる。

10:36=標高135m三毳山と富士山 三毳山
岩舟町の富士山
10:41=標高135m岩舟町の富士山

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登りきったところは台地になった高勝寺の境内。ベンチがあり、岩舟町が見晴らせる。南西に紅葉した三毳山と遠く富士山が望める。

南東方向には岩舟町の富士山も望める。標高はわずか93.7m。

三重塔
10:52=標高145m三重塔わきを抜けて

ベンチを離れ、三重塔わきを抜けて山頂に向かう。階段の両側にお地蔵さんがぎっしり。

卒塔婆 10:57=標高165m卒塔婆のすき間を縫って

卒塔婆のすき間を縫って登ったが、柵があってすぐに行き止まる。山頂の三角点は崩落の危険があるらしい。

柵に囲まれ
10:59=標高160m柵に囲まれ広場は狭くなる

山頂下には広い広場があった。ところが、柵に囲まれて狭くなっている。何と石灯籠が柵の外側に出ている。崩落ラインが広場の中まで迫っている。

奥の院
11:06=標高145m奥の院

境内北側の「奥の院」に足を伸ばす。例のV字崩落で柵があって崖に近づけないし、柵内からは枝葉が邪魔で絵になりそうもない。

仁王門
11:12=標高140m仁王門

本堂わきを過ぎ、最後は仁王門をくぐる。並んだ石灯籠が白くて新しく感じる。

崩落
11:17=標高110mV字崩落に最接近

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高勝寺境内を出て、かなり急な車道を下る。最初のヘアピンカーブ付近に撮影スポットがあり、V字崩落に最接近と思われる。落ちて赤錆びた鉄橋か梯子が見える。

ピンポイント

撮影ポイント

11:33=標高40m岩船山をふり返る ふり返る
ズームイン
11:33=標高40mV字崩落をズームイン

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急な車道を下って鷲巣の集落に入る。ふり返れば田圃の向こうに岩船山。

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そしてV字の崩落もしっかり見ておこう。崩落して積み重なった大小の岩屑もズームインで見えてくる。

関東ふれあいの道
11:47=標高95m関東ふれあいの道

集落を離れて道路沿いの鷲神社に近づくと、路肩駐車する乗用車の列ができている。どうやら祭礼のようだが、横目に見ながら通過。

「関東ふれあいの道」道標が立ち、広域農道の向かいは馬不入山の登山口を通過する。

落ち葉
11:54=標高105m落ち葉をラッセル

広域農道に沿った山道を直進、小さな峠越えだ。落ち葉で道が埋まり、登山靴が沈む。カサカサと音がする落ち葉のラッセルだ。隠れた障害物でころばないように・・・

ため池を過ぎて、広域農道のガードをくぐれば岩舟総合運動公園、12時08分に帰還。地元の方の案内もあって、思わぬ体験の半日だった。

* 標高は GPS測位と地理院地図による推定