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羅臼岳
GPSによるコース記録と山行レポート
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岩尾別温泉から 羅臼岳 を往復

時期2009年7月6日
所要時間 8時間26分 = 6時間51分(歩行)+ 1時間35分(休憩)
行程 【木下小屋 6:20】-【7:42 弥三吉水 7:43】-【9:35 羅臼平 9:35】-
-【10:55 羅臼岳 11:25】- 往復 -【14:59 木下小屋】
登山口岩尾別温泉 木下小屋:路肩など駐車10台/トイレあり
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コースマップ

岩尾別温泉−羅臼平−羅臼岳往復

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10年前の羅臼岳はガスで何も見えなかった。こんどはぜひとも晴天を願って二度目の羅臼岳へ。


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木下小屋
出発 6:15=標高225m
満車の木下小屋
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岩尾別温泉ホテル前の登山者用駐車スペースは午前6時、すでに満杯。ホテル脇を通り過ぎた木下小屋も同様。

困っていると、居合わせた親切な従業員がホテル裏の空きスペースに駐車させてくれた。

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遠音別神社
6:20=標高235m
遠音別神社でお参り

小屋の裏山にある「遠音別神社」に感謝のお参りをする。初っ端の15分くらいはジグザグの急坂にあえぐ。

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ヒグマ区間
6:48=標高465m
ヒグマ出没多発区間が始まる

やがて尾根道になって身体も慣れてくる。新緑の明るいゆるやかな登りだ。

すると「ヒグマ出没多発区間」の注意看板がデーン。この先、650m岩峰までヒグマが頻繁に出るという。熊鈴をことさら頻繁にリンリンと鳴らして進む。

ここの位置

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オホーツク展望台
6:54=標高495m
オホーツク展望台

途中、オホーツク展望台と標示はあるが、樹木が伸びて見晴しはよくない。

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ヒグマ終
7:24=標高670m
ヒグマ出没多発区間が終わる:標識は650m岩峰

およそ35分で「ヒグマ恐怖エリア」を通過する。ところが「この先もヒグマはどこにでもいる」と怖い注意書きがあって、まだ安心させてはもらえない。 なにしろ前回、遠目ながら目撃しているので・・・

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弥三吉水
7:42=標高785m
弥三吉水
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登山口から1時間あまり、「弥三吉(やさきち)水」の冷たい湧き水で一息つく。 ここから1時間ほどの「銀冷水」、さらに上部の「岩清水」があって、飲料水には事欠かない。

弥三吉水を後にすると、ゆるやかな上り坂が続き、まもなく極楽平の道標が立つ。梢越しに羅臼岳の山頂部が覗く。さらに10分ほど進むと、また極楽平の道標がある。このエリアをそう呼ぶらしい。

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極楽平
ここも極楽平
7:51=標高825m
8:00=標高855m
山頂部に笠雲の羅臼岳:極楽平
ここも極楽平
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極楽平を過ぎると標高900mから1000m付近までジグザグと曲がりくねった急坂が続く。その途中に、頂上まで3kmの仙人坂の道標が立つ。

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極楽平
銀冷水
8:15=標高940m
8:40=標高1040m
仙人坂
銀冷水
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急登が終わり、小雪渓がいくつか現れる。雪渓の末端が雪解け水となって「銀冷水」の道標。冷たい水で気持ちよく喉を潤おす。

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大沢雪渓下端
9:00=標高1130m
大沢雪渓の下端
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銀冷水の上は小尾根を越える。1080m地点に「羽衣峠」とあるが、いったい峠ってどこ?

谷筋に下りるとそこが「大沢」である。標高差200mの雪渓が始まる。雪渓に点々と連なる先行者が見える。下りてきた方によると、中間部の傾斜がきつくて滑落したとの情報。

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急斜面通過
9:14=標高1250m
急斜面を過ぎてひと息:大沢雪渓の中間部

それなら最初からアイゼンを着用しよう。12本爪チタン製はちょいと大げさだが、足もとの安定感はベスト。

問題なく急斜面を過ぎて、テラス状の雪渓でひと息つく。

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大沢雪渓上端
9:21=標高1315m
羅臼岳の山頂部:大沢雪渓の上端
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標高1315m地点で雪渓が終わり、休憩中のツアー10名に追いつく。南の方に羅臼岳の山頂部が覗く。きょう一日お天気が続いて・・・

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羅臼平
9:35=標高1345m
羅臼岳:羅臼平の分岐から
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大きく姿を見せる羅臼岳を右に見ながら、ゆるい登り坂を進む。雪渓トップから7、8分で羅臼平の分岐である。羅臼平の直下まで雪渓が及んでいることになる。

ここで見つけた羅臼岳の花。
大沢雪渓の上で雪解けの跡にエゾコザクラ。そして岩清水のすぐ上でエゾノツガザクラ。7月初めは羅臼においてはまだ初夏の風情で、開花はこれからだろうか。

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エゾコザクラ
エゾノツガザクラ
9:30=標高1330m
9:59=標高1480m
エゾコザクラ
エゾノツガザクラ

背丈より高く日陰をつくるハイマツ帯が続く。やがてそれが終わる先には「岩清水」がある。文字通り、岩壁から清水が滴り落ちている。背伸びしながら給水。

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岩清水
岩清水道標
9:54=標高1460m
岩清水で給水
岩清水
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知床連山
北に続く知床連山:岩清水から
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岩清水で給水をしてふり返ると、羅臼岳平の向こうに知床連山が続く。

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岩の道
10:31=標高1570m
岩の道を行く
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岩清水以降は飛石づたいに巨岩帯を登る。そんな登りで左大腿部が痛み出す。こんなのは初めての症状。

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山頂部の岩峰
10:53=標高1655m
山頂部の岩峰
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ゆっくりペースがさらにゆっくりになる。知床連山の眺望に癒されながら、痛い足をだましだましで何とか岩場をよじ登っていく。

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知床連山
10:55=標高1661m
知床連山:羅臼岳山頂から
* 写真の標高は GPSと地形図による推定
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登山口から4時間35分、山頂に到着は午前10時55分。 南西の斜里岳方面に雲があったり、北東側も水平線がハッキリ見えるほどではない。硫黄山までの知床連山はよく見える。

山頂を11時25分に離れて往路をたどる。登山口の木下小屋には14時59分。下りのコースタイムは3時間36分となる。

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二湖
15:55=標高245m
知床連山:知床五湖から
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下山後、知床五湖へ向かう。よく晴れた知床連山の眺望を楽しむ。好天に恵まれ、ふたたび訪れた羅臼岳の登頂に感謝と感動である。