.
斜里岳
GPSによるコース記録と山行レポート
L width R width

登りは一の沢(旧道)から
下りは竜神ノ池に立ち寄る(新道)周回コース

時期2009年7月7日
所要時間 9時間07分 = 7時間08(歩行)+ 1時間59分(休憩)
行程 【清岳荘 5:50】- 旧道コース -【8:40 上二股 8:40 】-【9:59 斜里岳 10:16】-
-【11:12 上二股 11:14】- 新道コース -【14:57 清岳荘】
登山口清岳荘:駐車100台/トイレあり
bsline
コースマップ

清岳荘−旧道−斜里岳旧道コース

L width R width
base
現在の清岳荘
出発5:50=標高685m
現在の清岳荘・登山口駐車場
拡大

いつ再建されたのか清岳荘が鉄筋になっている。11年前泊まった旧施設はここから15分奥に入った林道の終点だった。

base
往時の清岳荘
標高670m
往時の清岳荘 1998年7月
拡大

1998年 木造二階建ての旧清岳荘に泊まり、手前の路肩に車を置いた往時を思い出す。

base
林道を進む
5:55=標高665m
林道を進む

清岳荘で記帳やトイレをすませて午前5時50分スタート。山頂まで標高差900m足らずで、とくに苦労なく登れた記憶がある。裏山を辿り、やや下降すると林道に出る。

base
旧清岳荘の跡地
6:04=標高670m
斜里岳道立自然公園の案内板が立つ:旧清岳荘跡地
拡大

旧清岳荘のあった場所に「斜里岳道立自然公園」の案内板が立つ。

base
最初の渡渉点
6:12=標高700m
最初の渡渉点

山道が始まって濃い樹林帯を7、8分進むと「一の沢」に出合い、最初の渡渉点である。水量はかなり多いが、飛び石づたいに行けば靴に水が入ることはなさそうだ。

base
雪渓が道をふさぐ
6:24=標高740m
雪渓が道をふさぐ
拡大

途切れた雪渓と小さな滝がつぎつぎと現れては通り道をふさぐ。

base
雪渓が道をふさぐ
6:27=標高740m
小さな滝

雪渓の縁をつたい、滝をよじ登る。いったい何回渡渉するのだろう。前と同じ時季なのに雪渓の状態がかなり違う。

base
沢をおおう雪渓
6:39=標高760m
完全に沢をおおう雪渓
拡大

完全に沢をおおう雪渓。危なっかしいが、雪渓上を通過するしかない。

base
スノーブリッジ2
6:41=標高770m
今にも落ちそうなスノーブリッジ
拡大

寸断された通路の先にスノーブリッジが逆光に不気味に輝く。側面から見るとずい分と薄い。できれば別ルートを探したいが、両岸は雪渓で埋まり、高巻きも無理。眼下は水量豊富な渓流だ。

スノーブリッジの岸辺に立って眺めると中央部は幅も狭い。無事を祈るしかないが、意を決して一人ずつそっと渡る。

ここの位置

base
下二股
6:52=標高810m
下二股

枝に括られた六合目標識を過ぎて、30mほど上流にまた「下二股」の標識がある。

下二股から上流は雪渓が消える。代りに大きめの滝が続く。無名の滝も数知れない。

base
base2
水蓮の滝
羽衣の滝
6:59=標高840m
7:19=標高930m
水蓮の滝
羽衣の滝
拡大
拡大

記録に漏れがなければ、水蓮の滝・羽衣の滝・方丈の滝・七重の滝と続き、最終は竜神の滝となる。

base
base2
方丈の滝
七重の滝
7:43=標高1020m
七重の滝
方丈の滝:七合目
七重の滝
拡大
拡大
base
竜神の滝
8:03=標高1100m
右俣が竜神の滝
拡大

沢が二股に分かれる竜神の滝で、私たちの進路は左。道はないけれど、もし右俣を詰めれば竜神の池に行きつくかも。

base
斜里岳?
8:33=標高1200m
斜里岳?
拡大

沢は小さくなっても、まだまだ続く。見上げる空に斜里岳の山頂部らしきピークがそびえる。

base
上二股
8:40=標高1235m
上二股

やがて「上二股」に到着する。右へ向かえば熊見峠をへて新道コース。私たちは左の旧道を選ぶ。ここまで予想外に時間を費やす。帰路には絶対利用したくないコースである。

base
九合目
9:15=標高1385m
胸突八丁:九合目

標高1260m付近で沢を離れると、ザレた斜面が続く。雪渓と沢歩きで涼しかっただけに、風の通らない樹林帯で汗が噴き出る。

base
馬の背から
9:23=標高1430m
奥が斜里岳:馬の背から
拡大

九合目の「胸突八丁」を通過して、間もなく「馬の背」に到着。ようやく斜里岳の尾根に乗る。

馬の背を前後して登山道の近くにはいろいろなお花の群落が点在する。登頂もいいけれど、これも見たくて斜里にやってきたのだ。

base
花1
花2
花3
花4
花5
花6
base
斜里岳
9:59=標高1547m
斜里岳
* 写真の標高は GPSと地形図による推定

1510mの前衛峰を越えると、鞍部に祠が置かれる。さぞかし冬は厳しいだろうに、夏は山頂まで花が多く咲く。

斜里岳1547m午前9時59分到着。頭上に青空は見えるけれど、残念ながら雲があって遠くは見通せない。
なお、山頂標識は1545mだが、国土地理院の地形図には1547mと記される。

斜里岳−熊見峠−清岳荘新道コース

L width R width
base
竜神の池
11:20=標高1215m
竜神の池
拡大

上二股まで往路をたどり、分岐を左に入る新道コースで下山する。

途中、少しだけ遠回りかもしれないが「竜神の池」に立ち寄る。小さいながら、透きとおった雪解け水が底から湧きあがってくる。

base
base
1250mピークから
12:02=標高1250m
斜里岳:1250mピークから
拡大

竜神の池から、踏み跡なき雪渓を登っていくと新道コースに出合う。尾根づたいに進むと1250mピークに立つ。 ここから見ると3峰が並んだ斜里岳の姿になる。もうひとつピークを登り返すと熊見峠だ。

base
熊見峠
12:22=標高1235m
熊見峠

熊見峠の名が付いても、峠と言うよりピークである。沢沿いの下二股まで標高差400mを下る。かなりの急勾配を覚悟しよう。

さて、下二股から雪渓の残る「一の沢」を下降する。沢下りがイヤでも他に選択肢はないのだ。そう、問題はスノーブリッジだ。

base
スノーブリッジ2
脱出 13:58=標高770m
朝は渡れたスノーブリッジ:朝に撮影
* 写真の標高は GPSと地形図による推定

やはり見事に中央部が崩落している。水中を泳がなければならないか。雪解け水の冷たさは半端じゃないぞ。雪渓を何回も行きつ戻りつルートを探す。

探しまわって運んだ倒木で、背丈より高い雪渓と中洲の岩場にハシゴをかけ、なんとかルートを確保。およそ30分間の悪戦苦闘。この顛末を写真で残す余裕もない。

清岳荘に着いてから、管理人さんにこの話をすると、どうも私たちの先行者がスノーブリッジとともに落ちたとのこと。幸いケガはなかったようだ。