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谷川岳
GPSによるコース記録と山行レポート
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残雪たっぷりの 谷川岳、天神平 から往復

時期2008年4月15日
所要時間 登り:2時間40分(休憩のぞく)+ 下り:1時間39分
行程 【天神平 8:30】-【11:20 トマノ耳 11:25】-【11:41 オキノ耳 12:05】-【13:54 天神平】
登山口 ベースプラザ 駐車場:土日祝500円(平日無料)ゴンドラ駅に直結/トイレあり
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コースマップ

天神平−谷川岳

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移動性高気圧による久しぶりの好天だ。天神平に積雪が260cmある。雪がたっぷりあって暖かい、谷川岳のこんな季節は短すぎる。チャンス到来とばかりに二日前に山行を決めた。


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谷川岳 西黒尾根
8:30=標高1310m
田尻尾根の向こうに谷川岳と西黒尾根:天神平から
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ゴンドラに乗って、天神平スキー場に降り立てば双耳峰がまばゆく聳える。

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高倉山
8:45=標高1400m
天神平スキー場と高倉山
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コースに旗竿が立ち並び、ハイカーをしっかり誘導してくれる。 まずは天神尾根から派生する田尻尾根を越えなければならない。急斜面をキックステップして一気に登りつめる。

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双耳峰
8:50=標高1430m
トマノ耳とオキノ耳、その左にオジカ沢ノ頭、右に西黒尾根
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田尻尾根を回りこんだ1430m付近は谷川岳の眺めも圧巻。雪の状態は、トレースを外さなければ陥没することはない。 ここでアイゼンを着ける。巻きながらわずかに下降すると、主稜である天神尾根に出合う。

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小ピークの上
9:11=標高1460m
小ピークの上でひと息
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さすが日本百名山、平日とは思えない賑わいである。 スキー、スノーシューあるいはピッケルやザイル、登山スタイルはさまざま。私たちといえば、アイゼンとストック。

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熊穴沢避難小屋
9:30=標高1470m
熊穴沢避難小屋:屋根の上

1441mコルに向かう小ピーク付近で落差10mほど、岩の露出する所がある。岩や枝につかまり慎重に下降する。まもなく熊穴沢避難小屋に到着である。

すこし出ている屋根に腰を下ろす。足もとを見ると小屋のまわりにクレバス状の隙間が開いている。思わず後ずさりだ。真下は出入口付近らしい。

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無雪期
無雪期の同じ場所

これ無雪期の同じ場所で偶然の一枚。

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大斜面
10:15=標高1650m
西黒尾根 南面の大斜面
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小屋をあとにして、強い陽射しと急斜面に耐えて登り続ける。風が吹いて寒さを感じる。 1670m付近「天狗の留まり場」あたりになると、上方右側に山スキーには恰好の大斜面が広がる。

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俯瞰
10:43=標高1870m
天神尾根コースを俯瞰
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下を見れば、登ってきた天神尾根がスキー場へ続く。苦労したけれど箱庭のように小さくも感じる。

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上越国境の山々
11:11=標高1910m
オジカの頭と上越国境の山々
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急登が終わって、左にトラバースしながら肩ノ小屋に到着。青空の下で一本立てよう。

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トマノ耳から
11:24=標高1963m
茂倉岳・一ノ倉岳・オキノ耳:トマノ耳から
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まずはトマノ耳に立つ。山頂に立つものの先客で混みあう。360度の展望を楽しんだら双耳峰の最高点・オキノ耳へ向かう。

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オキ山頂標識
11:45=標高1963m
オキノ耳 山頂標識
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トマノ耳で引き返す人が多いらしく、トレースがほとんどない。きのう雪が降ったらしい。歩きやすいコースを探し、行きつ戻りつしてようやく山頂1977mに立つ。

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オキノ耳から
12:06=標高1977m
トマノ耳:オキノ耳から
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途中まで風が強くて寒さを感じたが、今はおだやかで暖かい。とても4月の谷川岳と思えない。

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オキノ耳から
南西側の山は 上越国境稜線:オキノ耳から
* 写真の標高は GPSと地形図による推定
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オキノ耳でノンビリしていると、私たちのトレースに便乗したわけでもないだろうが、後続が次々にやってくる。 席を譲って私たちは出発である。引き返すコースには短時間のうちに明確なトレースができあがっていた。

谷川岳−天神平

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肩ノ小屋をを通過して、天神尾根を進む。この時季、ここに来ると四十数年前の記憶がよみがえる・・・

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1965年
1965年
オジカ沢ノ頭 避難小屋

・・・三国峠から入って平標山、仙ノ倉山、谷川岳の上越国境を単独で縦走。天候急変を察知してオジカ沢ノ頭にある、ドラム缶を寝かせたような避難小屋にもぐり込んだ。

間もなく女性二人、続いて数人のパーティが避難。暴風雪のなか16時間も缶詰めになった。二つ玉の猛烈に発達した台湾坊主の仕業だった・・・若き日の苦い思い出。


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天狗の留まり場
12:42=標高1670m
天狗の留まり場

往路では気づかず通り過ぎてしまった、良さげな休憩スポット「天狗の留まり場」。

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天神平へ
13:30=標高1460m
すっかり踏み跡がついた:天神平へ
* 写真の標高は GPSと地形図による推定
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1441mコル付近の岩場は朝より状態が良く、問題なくクリア。岩場を越えた地点から天神平方面を望む。

陽射しで顔面がヒリつくほどの天気に恵まれ、充実した山行であった。毎年、この季節の谷川岳がクセになりそう。