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裏磐梯スノーシュー
GPSによるコース記録と山行レポート
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八森山 = ブナの林・桧原湖と磐梯山を一望

時期2010年3月12日
気象晴/気温 -3℃(駐車場)/積雪 150cm(目測)
所要時間 4時間21分 = 3時間17分(歩行)+ 1時間04分(休憩)
行程 【細野休憩舎 9:04】-【9:50 958mピーク 9:59】-【11:30 八森山 11:35】-
-【12:21 湿原出合 12:23】-【13:25 細野休憩舎】
【経由地】以外の各区間で休憩 03-20分
登山口細野休憩舎:駐車15台/簡易トイレあり
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コースマップ

裏磐梯のコースいろいろ

細野休憩舎から 八森山

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八森山は桧原湖の西岸にある標高1150mのピーク。そして「野鳥の森探勝路」に隣接してブナ林で覆われる。コースからは桧原湖、吾妻山、磐梯山を一望することができる。


私たちが過去に歩いたコースを久しぶりに訪れると、たいていスノーシューは要らないなあ・・・と思う。できれば踏み跡のない無垢のフィールドを歩いてみたい。

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対岸
撮影:2011年2月
東岸の白樺展望台から見た八森山・裏磐梯野鳥の森

そんな想いから地形図を読み、新天地を探す。地形的に想像しても、森林密度までは読めない。道なきシラビソ林やヤブ道はきつい。その点。ここは開けたブナ林である。

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細野休憩舎
9:04=標高827m
細野休憩舎

細野休憩舎でスノーシューを履き、そのまま裏山に取り付く。そこは八森山から南東に伸びる尾根の末端になる。閉鎖中のトイレの脇を抜け、ほんのひと息の急斜面を登れば尾根の鞍部に出る。

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尾根
9:21=標高885m
ブナの尾根

尾根に乗りさえすれば等高線が示すように緩斜面が続き、しかもブナを中心にミズナラなどの明るい林である。しばらくぶりに誰の踏み跡もない、自分だけのフィールドに満足。

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958mピークへ
9:41=標高925m
958mピークへ・・・北側に雪庇

標高920m超の小ピークを越え、鞍部へ20mほど下降。今度は958mピークへ向けて登り返す。小さな起伏も変化があって楽しい。

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八森山を望む
10:20=標高988m
八森山を望む

枝を透かして白っぽくかすむ磐梯山や桧原湖が見えてくる。やっぱり春なのだ。雪も重く、足の裏が雪ダンゴになる。

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西大巓 遠望
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10:45=標高1045m
西大巓 遠望

標高点958mのピークから八森山の山頂部が見え出すが、密な小枝がジャマして絵にならない。また20mほど下って標高点988mのコブに立つとようやく八森山が姿を現す。さらに、ひと登りすると標高1045mの平坦地に着くと西大巓が見える。

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平坦地
10:49=標高1045m
平坦地

ここからだと西吾妻山は西大巓の陰に隠れて見えない。標高1045m付近から東側に落ちる尾根を下山ルートのひとつに考えていた。稜線直下は等高線で感じるよりきつく、雪庇もできている。

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緩やかに
10:51=標高1045m
尾根が緩やかに起き上がる

この一帯は山頂を支える台座のような平坦地で、尾根が緩やかに起き上がる。ところが、その途中から上部の山頂直下まできょう一番の急登が待っている。

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磐梯山 遠望
10:59=標高1045m
磐梯山 遠望

起き上がった尾根は傾斜を増して、山頂部に突き当って壁になる。つまり山頂近くで尾根が消えて急斜面に変わるのだ。ふり返れば、きれいに磐梯山も見えてくる。

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山頂直下
11:28=標高1135m
山頂直下

ほかにルートはないかと見回すと、左隣りに伸びる尾根のほうがマシみたいだ。でも、トラバースには雪崩れのリスクがある。直登かジグザグ歩行で高度を稼ぐしかない。

キックステップしても、足もとが崩れる。頭上に小さいながら雪庇が張り出す。段差の小さなところを探してストックで雪庇を切り崩し、足場を作って乗り越える。

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三角点から山頂
11:30=標高1150m
八森山:三角点の位置から山頂を見る

雪庇突破にひと苦労した後、ようやく山頂に到着。登りの所要時間は39分の休憩を含んで2時間25分。山頂部は南北に細長く、標識は見当たらない。

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三角点から山頂
西大巓:八森山から

GPSによれば、1149.9m三角点よりも約50m南寄りのほうが目測で2〜3m高い。最高点と三角点位置が一致しないことはよくある。

三角点付近が磐梯山や西大巓がよく見える。

湿原へ下る

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ふっくらピーク
11:49=標高1040m
ふっくらピーク

下山は往路を引き返すプランもあるが、東側の湿原末端に落ちる尾根を下ろう。

山頂部から10分くらいまで緩斜面で、西大巓など眺めながら気持よく下る。途中に鏡餅のようなふっくらしたピークがある。

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アカマツ
11:59=標高965m
アカマツ

ふっくらピークの先はだんだん尾根がやせてくる。すると、きょう初めて見る針葉樹、アカマツの林が現れる。以降も尾根筋にポツポツ立っている。

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尾根がやせて
12:09=標高920m
尾根がやせて・・・

やせ尾根の頂点に樹木が立ち、慎重によけて歩く。もし滑落しても大したことはない。むしろ雪崩が怖いので、尾根歩きに徹する。

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湿原の北西端
12:42=標高870m
湿原の北西端
* 写真の標高は GPSと地形図による推定

湿原の北西端に降り立つ。細い流れがあり、浅いので渡渉は問題なさそう。雪解けが進むと渡れなくなるのだろうか。 平らなところで踏み出す一歩一歩に雪の重さを実感し、ちょっと進むだけで息が上がる。ときどき立ち止まっては、ふう・・・重い。

今回は静かで、眺望よし、緩急の変化に富みながら、とくに危ない個所なしの面白い周回コースだった。



なお、コース状況について「KYAZU☆山の足あと」さんを参考にさせていただいた。