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蔵王スノーシュー
GPSによるコース記録と山行レポート
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蔵王ロープウェイで 樹氷原・地蔵山・熊野岳・御釜

時期2012年3月29日
気象快晴/気温 -6℃(山頂駅)/積雪 220cm(HP公表)
所要時間 往路 1時間18分 = 0時間58分(歩行)+ 20分(休憩)
復路 2時間30分 = 2時間05分(〃)+ 25分(〃)
行程 【ロープウェイ山頂 9:32】-【9:54 地蔵山 9:56】-【10:50 御釜 10:53】-
-【11:09 熊野岳 11:16】-【11:52 地蔵山 通過】-【13:23 ロープウェイ樹氷高原】
【経由地】以外の各区間で休憩 0-11分
登山口蔵王ロープウェイ山麓線+山頂線:往復2,500円
山麓駅の駐車場200台(混雑)/土日祝:有料
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コースマップ

地蔵山−避難小屋−御釜

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樹氷は崩壊したというスキー場の直前情報だった。来てみると、山頂付近にモンスターがびっしり群れているではないか。あれは誤報だったのか? それともモンスターだからよみがえった?


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地蔵山 北面
9:33=標高1665m
地蔵山 北面:ロープウェイ山頂駅から
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山頂駅を9時32分に出発。マイナス6℃で快晴微風のベストコンディション。

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東面の樹氷原
9:43=標高1665m
地蔵山 東面の樹氷原
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この天気は幸運というより、辛抱強くチャンスを待ち続けた結果と思いたい。モンスターもこれだけあれば満足。

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地蔵山へ
9:50=標高1710m
山頂駅をあとに地蔵山へ
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地蔵山と三宝荒神山との鞍部にロープウェイ山頂駅があり、そこから標高差がわずか70mで地蔵山の山頂だ。私たちに先行してハイカー2組の姿があり、そして1人分のシュプールが引かれる。

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地蔵山西面
9:50=標高1710m
地蔵山西面のモンスター
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地蔵山から熊野岳
9:55=標高1736m
地蔵山 山頂から熊野岳を望む
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地蔵山へのコースにはポールが立ち並んで誘導してくれる。山頂には9時54分に到着。

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ポーズ
地蔵山 山頂

安達太良山・吾妻山・飯豊山・朝日連峰・月山が見える。鳥海山も見えるらしいが、どれだろうか。

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ふり返って
10:12=標高1705m
この巨大なエビの中身はなに?
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早々に地蔵山を離れて、熊野岳に向かう。コースには強風の造形があちらこちらに刻まれる。こんなに広範囲で、しかも巨大化した雪の造形は初めての経験。これが蔵王なんだ。

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ポール
10:19=標高1735m
エビの尻尾をまとったポール
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これで中身はポール(竹竿)なのだ。

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謎
10:28=標高1770m
エビの尻尾か、シュカブラか
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エビの尻尾かシュカブラを敷きつめた雪原が続く。先行者をトレースしたら熊野岳に直登するつもりが、いつの間にか避難小屋へ向かっている。それなら避難小屋経由に変更。

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避難小屋
10:45=標高1830m
避難小屋
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稜線上に避難小屋があり、中に入って休憩できるかも・・・と思っていた。しかし、小屋は凍った巨大なエビと化している。小さく開いた入口にスコップはあるが、入室するには雪掘りが大変。

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御釜
10:51=標高1780m
御釜
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休憩をパスして御釜に向かう。馬の背から刈田岳の稜線に誘導ポールが立ち並ぶ。でも、それにはお構いなしに御釜へ真っすぐ突進。

眼下の火口に水面はなく雪で覆われて真っ白だ。バランスを崩すほどの強風の中で、足を踏んばりながら御釜をパチリ。ここが今日の折返し点になる。 目を凝らすと刈田岳方面から、黒い点々になった十数名のパーティが近づいてくる。

熊野岳−地蔵山−樹氷原

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熊野神社
11:09=標高1840m
熊野岳1840.5m:熊野神社
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熊野岳へ誰の踏み跡もない直登コースでいこう。見えていない山頂方向に見当をつけ、直線的に横切って高度を上げていく。晴天だからできるルートファインドだ。

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月山遠望
地蔵山へ:背景に月山遠望
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山頂に熊野神社があるはずだが、氷漬けで正面玄関がわからない。あたりを見ても鳥居や標識が見えない。きっと高く盛り上がった雪の中にあるのだろう。神社手前の陽だまりで小休止する。

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熊野岳 西壁
11:20=標高1785m
熊野岳 西壁:ウロコみたいなシュカブラ
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熊野岳からも踏み跡のない最短コースで下る。ウロコみたいなシュカブラをサクサクと踏む。この感触が気持ちがいい。横を向くと熊野岳の西壁が見え、地形図にはワシ岩と書いてある。

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吾妻連峰
11:52=標高1736m
吾妻連峰:地蔵山から
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往路に合流するコル付近では数パーティにすれ違う。この時間になると踏み跡がハッキリした。コルから少しだけ登り返せば、往路で通ってきた地蔵山だ。

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樹氷原1710m
12:01=標高1710m
樹氷原1710m付近:下降開始
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数ショット撮影して山頂を離れる。辿るのはモンスターの棲む樹氷原、ゴールはロープウェイ樹氷高原駅になる。モンスターが適当な密度で群れて見通しがきき、樹氷原の歩行に問題はない。

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樹氷原1630m
12:14=標高1630m
樹氷原1630m付近:少し痩せて
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地蔵山の付近までは数パーティにすれ違ったが、この樹氷原に人影はなく、静寂そのものだ。山頂に近いほど、まだまだモンスターたちは立派な体格をしている。

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樹氷原1510m
12:45=標高1510m
樹氷原1510m付近:枝葉が見える
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ところが少し高度が下がると、みるみる痩せてくる。標高1600m付近までの限られたエリアに生き残った貴重なモンスターたちだ。

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樹氷原1480m
12:54=標高1480m
樹氷原1480m付近
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標高1430m前後のこの辺りを「観松平」というらしい。案内板は雪に半分埋まっている。ここまで降りると、雪のコートをすっかり脱いでアオモリトドマツの林に変身する。

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観松平
13:05=標高1425m
「蔵王国定公園・観松平」
* 標高は GPS測位と地理院地図による推定
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案内板から数分の標高1410m付近でユートピアゲレンデに出合う。ブナの疎林に入りこんだり、ゲレンデの縁を辿ったりして蔵王ロープウェイの樹氷高原駅13時23分に到着。



絶好のコンディションの中、無垢の雪原とモンスターたちに出合えた。素晴らしい蔵王!