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東吾妻山 前大巓スノーシュー
GPSによるコース記録と山行レポート
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残雪たっぷり四月の 東吾妻山・鎌沼・前大巓

時期2012年4月25日
所要時間 6時間16分 = 4時間48分(歩行)+ 1時間28分(休憩)
行程 【浄土平 9:08】-【10:00 酸ガ平 10:05】-【10:49 前大巓 10:51】-【11:31 姥ヶ原 11:31】-
-【12:48 東吾妻山 13:03】-【14:23 栂平 14:27】-【15:24 浄土平】
【経由地】以外の各区間で休憩 5-20分
登山口浄土平:駐車100台/トイレ閉鎖(出発時)
登山届:ビジターセンター
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コースマップ

吾妻山・安達太良山 のコースいろいろ

浄土平から前大巓へ

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四月になると磐梯吾妻スカイラインが冬眠から目覚める。連休前の平日に訪れるハイカーは少なく、残雪たっぷりの斜面が広がる。そんな東吾妻山をスノーシューで楽しみたい。


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東吾妻山(左)
9:09=標高1575m
東吾妻山(左)と蓬莱山(右)
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スノーシューをザックに括りつけ、念のためアイゼンも入れる。クマさんが目覚める時季だから熊鈴も付けよう。そして登山届を出して浄土平を9時08分に出発する。

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沢筋
沢筋のコース
9:30=標高1630m
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浄土平は雪解けが進み、水の流れる地肌がわずかにのぞく。踏みぬきながらも我慢してツボ足で進む。姥ヶ原へのコースと分かれて沢筋に入る。夏はシャクナゲの群生地だが、すべて雪の下だ。

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平石山
平石山(1928m)
9:56=標高1750m
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酸ガ平に近づき、避難小屋が見えてくる。背景には平石山が座る。木道が現われたところでスノーシューを履こう。

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コル540m
酸ガ平と平石山:手前右に酸ガ平小屋
9:59=標高1760m
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当初は一切経山もありの周回プランだった。一切経山の山頂部にザレた地肌があるのでパス。私たちにとって未踏である前大巓の周回コースに変更。

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コルの道標
9:59=標高1760m
酸ガ平から望む前大巓
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前大巓へ
10:14=標高1780m
前大巓へ
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途中で出会ったハイカーはすべて一切経山がお目当てらしい。酸ガ平は分岐の周辺だけ湿原が露出する。100m余り進んで、前大巓へのゆるやかな斜面を登りはじめる。

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鎌沼
10:15=標高1780m
鎌沼・奥に東吾妻山
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平石山
10:47=標高1905m
前大巓から平石山
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左前方のシラビソ林を避けて、緩斜面が広がる平石山とのコルをめざす。古いシュプールがかすかに描かれる。高度を上げると、淡いグリーンに色づく鎌沼の水面が見えてくる。

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東吾妻山
10:59=標高1905m
前大巓から東吾妻山
* 写真の標高は GPSと地形図による推定
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前大巓の山頂に標識は見つからない。雪面に旗竿が立ってはいるが、頂点から東寄りに外れている。

姥ヶ原 - 東吾妻山へ

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鎌沼 東吾妻山
11:03=標高1905m
蓬莱山・鎌沼・姥ヶ原・東吾妻山:左奥のシルエットは高山1805m
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下降コースは樹林や露岩を避けて南斜面にする。それでも雪のないザレ場に遭遇して、数メートル程度はスノーシューのまま歩くハメになる。

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前大巓 鎌沼
11:18=標高1780m
前大巓・平石山・鎌沼
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古い踏み跡がときどき現れては消える。それでも見通しが良いので、進路を定めやすい。

姥ヶ原に降りたつ頃から薄雲が広がる。足もとを見れば点々と新しいクマの足跡を発見。 おお、子グマの足跡も・・・姿なき親子にビビりまくって、ストックに付けた熊鈴を激しく鳴らす。

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見通しが悪く
見通しが悪くなって・・・前大巓・平石山・一切経山
12:10=標高1845m
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あたり一面に湿地が点在し、一様な疎林のため登山道の気配すら見つからない。遠くに目標を定めて登っていくと、標高1800m付近で単独行者と行き会う。ツボ足なので、ここで登頂を断念すると言う。

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こんなコース
シラビソ林を縫うコース
12:34=標高1920m

そのうち標識に出合えると思いながら、山頂をめざしてシラビソ林を縫っていく。残雪期の東吾妻山はかなりマイナーらしい。結果的には山頂標識と三角点以外は発見できない。

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まもなく山頂
まもなく山頂
12:43=標高1955m
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やがてハイマツと地肌が露出した丸い山頂部に到着。12時48分。ちょうど3名のスキーヤーが兎平に向けて下るところだ。

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東吾妻山
東吾妻山 1974.7m
12:48=標高1975m

すっかり薄雲に目隠しされ、残念ながら山頂からの見晴しはできない。風がいくらかあり、すこし下がった木陰で山食休憩。

栂平 - 浄土平へ

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なだらか尾根
なだらかに下る尾根
13:14=標高1920m

山頂から北東方向になだらかに下る尾根が見える。シラビソがまばらに生えるその尾根を進むと、山スキーのシュプールがある。GPSに載せたコースにも合致する。これで下降しよう。

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林
シラビソとダケカンバの林
13:44=標高1790m

初めのうちはシュプールに便乗するが、いつの間にかお別れだ。高度が下がるとシラビソにダケカンバが混じる林になる。雪の下にあるシラビソは落し穴を作って待ち構える。スノーシューでさえ何度も踏みぬき、起き上がるのに苦労する。

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スペース
林間のスペース
13:59=標高1700m

標高1750m付近から緩斜面になる。明るくなって通路のような広場に出合う。コースに乗れたかと思ったが、単なる空き地だ。ここへ来ても、親子グマの足跡を思い出しては熊鈴を大きく振る。

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栂平園地
栂平園地
14:26=標高1660m

薄曇りで見通せないし、どこも同じに見える地形が続く。GPSによる「計器歩行」しかない。右へ左へ樹木をかわして進む。やがて、木道がすこし露出した大きな広場に出る。 標柱には栂平園地

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ダケカンバ林
ダケカンバ林
14:45=標高1630m

兎平方面へ破線で描かれた歩道がある。少し行ってみたが、途中がかなりの急斜面。この雪質でスノーシューでの下降は滑落しそうで怖い。仕切り直して園地の北側にまわると、緩斜面が広がる。

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道標
道標:東吾妻山/吾妻小屋
14:48=標高1615m
* 写真の標高は GPSと地形図による推定

浄土平に降りると突然にホワイトアウト、視界10mほどの「計器歩行」になる。起伏や水流が点在し、雪に埋まった水流はスノーブリッジみたいに危ない。

危なっかしい凹地は近寄って初めて気づく。GPSログを後で見れば、復路はすぐ近くなのに、ずい分遠回りさせられた。車の走行音で目前に迫った磐梯吾妻スカイラインに気づく始末。車道をつたって15時34分に帰還。