乗鞍高原スノーシュー
GPSによるコース記録と山行レポート
LR
概要乗鞍高原の氷瀑をめぐる:善五郎の滝と三本滝
山行時期2017年2月21日・22日
天候21日:曇/-10℃(10時00分=標高1600m)/積雪170cm(公表値)
行程・所要時間

●善五郎の滝:3時間39分 = 2時間54分(歩行)+ 45分(休憩)
【休暇村 10:02】-【10:15 牛留池 10:17】-【11:17 あざみの池 11:20】-
-【12:15 オルガン橋 12:17】-【12:43 善五郎の滝 12:51】-【13:41 休暇村】

●三本滝:4時間16分 = 3時間21分(歩行)+ 55分(休憩)
【第2ペアリフト 9:21】-【三本滝レストハウス 9:35】-【10:33 三本滝 10:38】-
-【11:28 三本レストハウス 11:43】-【県道84号 - 原生林の小径】-【13:37 休暇村】
【経由地】以外の各区間で 4-18分の休憩あり

登山口Mt.乗鞍スノーリゾート/休暇村 乗鞍高原
コースマップ

第1日善五郎の滝・牛留池

LL L C R RR

Mt.乗鞍スノーリゾートをスノーシューで歩く。起伏のある林間、池塘や氷瀑が魅力的。スノ―シューでは初体験になる乗鞍高原だ。


標柱
10:05=標高1595m標柱と自分の踏み跡をふり返る

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休暇村に隣接するという牛留池に向かう。しかし先行者がいないから踏み跡もない。昨夜の降雪で隠れた標識を探し、何とか方向を定めて歩きだす。

10:12=標高1593m牛留池:北岸から対岸の東屋を見る
牛留池北岸
東屋から
10:17=標高1593m牛留池東岸の東屋から

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樹木が切れて雪原が広がる。牛留池だ。対岸に東屋を見つけたので岸辺づたいに近づいてみよう。

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東屋は高床になっていて、その脇から上陸する。屋内から見渡すと私たちが懸命に漕いだラッセルをなぞるハイカーを発見。

池は、森の中にぽっかり空いた雪原だ。好天なら乗鞍岳が見えるらしい。

森の中
10:21=標高1593m森の中で方角を失う

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東屋を出て歩きだして方向感覚を失う。お手軽と思ったコースなのに。夏シーズンなら木道があり、標識も隠れないだろうが、今は別世界だ。反対方向と気づいてすぐ、来た道を引き返す。

口笛の小径
10:46=標高1525m口笛の小径

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しばらくルート探しに集中する。標識は見つからないが、分かりやすい尾根に乗る。やがて開けた雪原にコースらしい凹みを発見。休暇村の案内パンフレットには口笛の小径と記載がある。

11:05=標高1490m丘の上に東屋
東屋
一の瀬園地方面
11:07=標高1482m一の瀬園地方面

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緩斜面をゆるゆる下り、こうなるともう道迷いしない。緩斜面が終わる手前で東屋がポツンと建つ。

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木立の向こう側に、河岸段丘のように見える低地は一の瀬園地らしい。

11:13=標高1458mあざみ池の北岸から
あざみ池北岸
あざみ池南岸
11:19=標高1458mふり返る:あざみ池の南岸から

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標高差40mほどを下ると、あざみ池の北岸に降り立つ。さっきの牛留池よりは大きい。対岸に案内板などの人工物が見える。岸辺を半周して行こう。

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あざみ池の南岸から踏み跡をふり返る。

小梨の小径
11:24=標高1448m小川に沿って小梨の小径を進む

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小川に沿って下流へ進む。小梨の小径・・・

ネイチャープラザ
11:30=標高1445mネイチャープラザ 一の瀬

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点々とシラカバがきれい。しかし、人も動物もその気配がない。静寂・・・
遠くにネイチャープラザ 一の瀬の大きな建物が見えている。ここはその一角か。

一の瀬園地入口
11:43=標高1445m案内板:一の瀬園地入口

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ネイチャープラザを通過、道幅が広がってY字路になる。少し手前で左折して白樺の小径に入るつもりが、分岐を見落とした。斜面を直登して本来のコースに軌道修正。

ツアーコース
12:05=標高1470m冬期ツアーコースと交差

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白樺の小径に合流する。ゆるい起伏を繰り返して冬期ツアーコースに出合う。ツアーコースと言っても、滑った跡はない。

どちらに進むか思案・・・路肩の埋もれた道標を掘り出す。ツアーコースを分かれて谷側に進む。

小橋
12:09=標高1470mたっぷり積雪の小橋

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小橋も小径にもたっぷり積雪があり、ちょっと怖そう。しっかりステップを切って渡る。

やがて谷側が急峻になるが、歩道がしっかりしていて難なく通過。

オルガン橋
12:17=標高1450m小大野川にかかるオルガン橋

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ゆるいスロープの先にオルガン橋が架かる。欄干を超える積雪だ。慎重に橋の真ん中をたどり、小大野川を越える。

水面を見る
12:42=標高1510m水面を見る

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対岸に移ると民家が点在する。そのまま左岸を30分ほどアップダウンすれば滝の近くに着く。水量はそれほど多くない。

善五郎の滝
12:45=標高1510m善五郎の滝

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左岸から右岸へ、さらに左岸へ橋を渡ると、善五郎の滝を正面から対峙する。氷瀑は高さも幅も十分あって壮観だ。

ちょうどアイスクライミングの最中に遭遇する。スリリングだが、氷瀑の裏側は勢いよく落ちる滝のしぶきが見える。いま気温上昇の時間帯だ。絶対に氷が崩落しないよう・・

善五郎の滝
12:50=標高1510m善五郎の滝

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善五郎の滝を離れ、右岸を高巻きする。急こう配ながら歩道は整備されている。

ここを訪れるハイカーは多いようで踏み跡はある。途中で陽だまりで小休止していると、氷瀑に向かう2パーティと行き会う。

* 標高は GPS測位と地理院地図による推定

2日目三本滝

LL L C R RR
第1ペアリフト
9:06=標高1585m休暇村第1ペアリフトに乗る

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休暇村の情報で、リフト利用を薦められる。先行者なく新雪ラッセルは厳しいとの由。第1-第2ペアリフトを乗り継ぐ。

レストハウス
9:30=標高1804m第2ペアリフトを降りる:三本滝レストハウス

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第2ペアリフトを降りると、あれが三本滝レストハウス。一気に標高差200mをリフトが稼いでくれた。

9:33=標高1808m案内板:乗鞍高原案内マップ 案内板
レストハウス
9:35=標高1808m三本滝レストハウスの脇を通る

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まずはスノーシューを履く。案内板・地形図・GPSで地形と方向感覚を整理。

自分の立ち位置は地理院で確認。

ピンポイント

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左の車道は県道84号三本滝への歩道(かもしかの径)はレストハウスの左脇を進むことになる。

遠くに案内板
9:38=標高1808m遠くに案内板と赤マーキング

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遠くに小さく案内板と赤ペンキのマーキングを見つける。スキー場を外れれば、予想どおり未踏の深雪にラッセルだ。三本滝まで50mほどの下りと登り返しがある。

谷筋
9:53=標高1785mどっちに行けば・・・

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さあ、どっちに行けばいいんだ。地形図を読むかぎり、谷筋をたどればいいらしい。

赤リボン
10:00=標高1767m赤リボンのマーキング

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マーキングがない中でありがたい赤リボンさまさま。色あせていてもマーキングには違いない。わが進む道に自信を持てる。

10:20=標高1780m重そうな雪 重そうな雪
だシラビソの森
10:21=標高1780mシラビソの森

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かもしかの径 最低部1755m付近を過ぎて登り返す。重そうな雪を積んだシラビソの森をふり返って眺める。

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落雪に注意しながらラッセルを続けるシラビソの森。このあたりから上部は急峻な斜面に変わり、谷側は断崖状に落ち込む。

10:37=標高1810m歩道は隠れ? 谷側は断崖 断崖
断崖
10:38=標高1810mこれ以上進めない

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標高1800mを越えて、さらに急斜面のトラバースになる。スノーシューでは下降も難しい。進むにはアイゼンとピッケルが要るが、ピッケルは待たずにきた。

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吊り橋は見えないが、GPSによれば近い位置にはいる。しかし滑落リスクがあるので、観瀑はここであきらめよう。

復路は、近くの県道84号ヘアピンカーブまで直登しようかとも思ったが、そのままかもしかの径を引き返す。

帰り道、かもしかの径の最低部付近で、シニアカップルに行き会う。本日最初で最後のハイカーだ。ラッセルを感謝される。私たちは観瀑を断念したが、成功を祈ると伝える。


道標 11:47=標高1806m道標 子りすの径:三本滝レストハウス

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三本滝レストハウスに戻り、下山コース子りすの径の道標を見つける。ここは単にスタート地点であり、進む方向はまったく不明だ。ゲレンデの中なので仕方ないが・・・

道標の位置はここ↓

ピンポイント

県道84号
12:01=標高1790m雪が重くなる:県道84号に合流

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子りすの径を見つけようと林間をウロウロ。あきらめて県道84号に合流。朝はふわふわの粉雪だったが、気温上昇でスノーシューに付く重い雪団子に苦戦・・・

ショートカット 12:17=標高1756mヘアピンカーブをショートカット

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小さなヘアピンカーブを2回ショートカットして県道に再会。霧氷をまとったカラマツがきれい。

右へ下る
12:30=標高1742m右へ下るショートカット

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この先に次のヘアピンカーブがあるので、右斜面を下るショートカットを選ぶ。シラビソ林を貫通する。

原生林の小径
13:11=標高1635m原生林の小径

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ショートカット後はしばらく県道を進む。県道上の1680m地点でスノーシューの踏み跡を発見。初めての他人の踏み跡にありがたく便乗させてもらう。

県道と分かれて斜面の下降は快適。雪の重さを感じない。林間を標高差60mほどで県道が見えてくる。

原生林の小径
13:14=標高1615m原生林の小径の入口

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県道に出合うと、そこは原生林の小径の入口になっている。県道と休暇村との林間コースが番号標識で整備され、踏み跡もあって迷うことはない。

しかし散策を楽しむために作られたコースだろうか。曲がりくねって、小さな起伏がたくさんある。アクセスとして利用するには、県道を直進するほうが近いと思う。

* 標高は GPS測位と地理院地図による推定