北八ヶ岳スノーシュー
GPSによるコース記録と山行レポート
LR
概要縞枯山を周回
山行時期2005年1月27日/快晴/気温 -14℃(山麓駅)/積雪 120cm(公表値)
所要時間 4時間57分 = 3時間50分(歩行)+ 1時間07分(休憩)
行程 【山頂駅 9:18】-【10:40 蟻地獄エリア 10:55】-【11:26 縞枯山 11:37】-
-【11:52 雨池峠 11:58】-【12:24 山頂駅 12:27】-【12:46 折返し点 12:47】-
-【13:00 下降点 13:00】-【14:15 山麓駅】
【経由地】以外の各区間で休憩 0-25分
登山口ピラタス蓼科スノーリゾート
bsline
コースマップ

山頂駅−縞枯山 へ

LL L C R RR

ピラタス蓼科のゴンドラが標高2233mの山頂駅へ運んでくれる。乗客は20人くらい。スキー・ボードに混じって、スノーシューが他に2人、カメラ組が5・6人というところ。その人たちは北横岳方面へ向かう。


坪庭
9:22=標高2240m縞枯山:山頂駅付近から

午前9時20分山頂駅をスタート。はじめは雨池峠をへて縞枯山へ登るつもりだった。

坪庭
9:34=標高2270m坪庭と北横岳

坪庭と北横岳もなかなか良い。雪景色を見ながら100mあまり進むと、反対側の縞枯山は山頂に向かって緩斜面が開けている。ここを登ってみない?と誘っているようだ。

抜け道ない
9:40=標高2290mどこか抜け道はないか

誘惑?につられて登っていくと、2300mあたりからシラビソ林が行く手をふさぎはじめる。それほどの密林ではないので、行けると思ったのが甘かった。

雪
9:48=標高2310m行く手をはばむ樹林帯

シラビソの枝葉が深雪に埋まって、傘を半分広げたように立ちはだかる。ラッセルは膝の上まで沈み、上半身は落雪で雪ダルマ。

雪まみれになったデジカメがダウンし、しばらくの間シャッターボタンが動かない。

No picture

標高2395m付近で、密林がとつぜん開けて立ち枯れの林。縞枯現象か。その空間を埋めるように、シラビソの幼木が雪面からやっと枝の穂先を出している。目と鼻の先に山頂が見通せる。

助かった、これで密林にサヨナラできると数歩踏み出したとたん、胸から肩まで落ちる。幼木シラビソに積雪した落し穴の密集地帯。

No picture

雪の下は枝葉と雪がミックスしたスカスカの空洞で、落ちるとスノーシューが枝に引っかかる。自由がきかず、這い上がるのに呼吸は乱れる。10m進むのに5回も沈没を繰り返すと、体力も気持ちも萎える。

山頂までの直線距離はわずかに50m。それなのに突破できない。

No picture

長い枯れ枝をたぐり寄せ、落し穴の上に枯れ枝2本で橋をかけ、そろそろと四つん這いで引き返えす。まるで地雷原みたいに、往路を外さないように引き返す。

山頂
11:26=標高2403m山頂から茶臼山方面への道

往路のトレースを50mほど戻った地点で東へ分岐し、下り気味にトラバース。あいかわらず密なシラビソに足をとられる。2時間あまりの苦戦だったけれど、夏道に合流し、ようやく縞枯山に立つ。

* 標高は GPS測位と地理院地図による推定

雨池峠 - 山頂駅をへて

LL L C R RR
北横岳と雨池山
11:49=標高2255m北横岳と雨池山:雨池峠付近から

夏道をかけるように下って雨池峠である。雨池山・北横岳を回りたいところだが、時間と体力を使いすぎた。

縞枯山荘
12:04=標高2240m雨池峠方面をふり返る:縞枯山荘

ふり返ると縞枯山荘と雨池峠方面。足もとは柵囲いの登山道、敷かれたレールを進むような歩行がゴンドラ山頂駅へと続く。

五辻へ
12:30=標高2233m五辻へ:山頂駅から

山頂駅に着く頃はうす雲がとれ、青空が戻ってきた。五辻方面まで往復したい。踏み跡が薄く、スノーシューが快適。すこし行くと林間に入ってうす暗く、見晴らしできなくなった。今日はこの地点でUターン。

13:51=標高1940m北に蓼科山:ゲレンデから 北横岳
隣りに北横岳
13:52=標高1940m隣りに北横岳

月1回のゴンドラ点検日とかで、運行は時間切れ。当初の予定どおり駐車場まで歩く。引き返す途中で、登山道に合流すべくショートカット。ゴンドラが動かないのでゲレンデに人はいない。

いちおう登山道だが、無人ゲレンデのので気ままに歩ける。北にはてっぺんが禿げた蓼科山、そして隣りに北横岳。

ゴンドラ下
13:52=標高1940m縞枯山をふり返る:ゴンドラ下の登山道

ゴンドラ下に続く登山道を進み、14時15分スノーシューを外す。



今回の教訓は、落し穴がひそむオオシラビソの森林には踏み込まないことである。いつか機会があれば、雨池や麦草峠方面に足を伸ばしたい。

* 標高は GPS測位と地理院地図による推定